山形市 外壁塗装|築24年鉄骨造の外壁塗装工事事例です。

インターネットから問合せを頂き竣工した物件です。

当店お勧めの低汚染シリコン塗料を、施主様からご指定を受け使用しました。

塗料や工事の流れなど、直向きに勉強される施主様に心打たれました。

数度の打ち合わせを経て気持ちよくお引き渡しが出来た物件です。

わざわざメーカーにも来て頂き当店としても大変勉強になったのが良い思い出です。

山形県で良く見られる特殊な雨漏り「すが漏れ」についても少し解説してます。

施工前

一見モルタル外壁に見える外壁です。既存はリシン吹きつけ仕上げ。

ボードの面は窯業系、増築部はモルタル外壁になっているようです。

今回は屋根以外全て塗り替えます。

まずは見積もり時にカラーシュミレーションでサンプルを作ってみました。

こちらは日本塗料工業標準色「19-60D」という色サンプル

こちらは25-65B

こちらが決定した22-80B

軒天はサンプルよりも外壁に近い色へ変更します

足場の着工です

夏のとても暑い時でした

足場仮設が完了後、ボード面のシーリングを打ち替えしていきます。

今回はボード面が約80% 増築部のモルタル外壁が20%といった感じです。

目地の端をカッターで切れ目を入れて←のように撤去します。
窓に格子がついてたので、塗装の際邪魔になるので仮撤去しておきます。

仮撤去後

撤去したシーリング目地にマスキングテープを貼りボード断面にのみプライマーを塗っていきます。

シーリング充填中

今回は2液型のシーリングを使ったのでガンが特殊です。

普通のカートリッジタイプよりも倍以上入ります。

←シーリング充填完了

シーリング充填後綺麗に均してテープを剥がしました。

ボード面の目地は全て打ち替えします。

全て撤去したら土嚢袋いっぱいになりました。

モルタル外壁面です。

クラック(ひび)にUの字に溝を掘ります。

これをUカットとかVカットとか呼んでます。

目地だけでなく芯から10CMほど既存塗膜も削っておきます。

既存パターンを合わせ補修跡を見えづらくする為です。

カチオンセメントを塗り付け十分にボカシます。

この時削ったリシン面と同じくらい段差を無くしておきます

既存リシンに合わせリシンを塗りました。
こちらもUカットしてシーリング、カチオンセメントまで塗りつけてあります。
リシンパターン合わせ

←高圧洗浄中

ここまで作業が終わったら外部からの雨水の侵入が無くなりますので、安心して高圧洗浄作業を行えます。

壁面に向けて垂直に当て汚れを洗い流します。

リシン模様は特に汚れが蓄積しやすいので十分時間を掛けて洗います。

チェック! 

高圧洗浄作業の日は大抵その作業のみで撤退する事が多いです。

気温にもよりますが次の日は乾燥養生と言って現場を空ける日もあります。

これは名の通り洗浄した部分の十分な乾燥を求める為です。

十分に乾燥したら窓の養生に移り、いざ下塗り工事開始です。

どんな箇所も必ず下塗りをします。

下塗り完了!

今回はクラック(ひび)や壁の動きに対応でき、且つ厚付けしてパターンを作れる微弾性フィラーを塗りました。(といっても殆どこの仕様が多いです。)

クラック補修した部分に下塗りした個所。

もはやクラックの跡がわかりません。

こちらも。

外壁全面に下塗りが終わったら上塗りへと移ります。

上塗り材はパターンを作れる訳ではなく、単に色を付ける作業です。同時に耐候性や色んな機能性も付与します。

2階部分 上塗り1回目塗装中

今回上塗り1回目は2回目と色を変えて塗装します。

そうする事で塗り残しや2回塗りの証拠を残す事が出来ます。

2階部分 上塗り1回目塗装完了

1階部分 上塗り1回目塗装中

1階部分 上塗り1回目塗装完了

今回は超低汚染タイプの2液型シリコン樹脂塗料で仕上げました。

低汚染だけでなく艶も最大級のものです。

1階部分 上塗り2回目塗装完了

1回目と色が違うのがわかりますか?

写真を残す事でこれが絶対的証拠に繋がります。

1階部分 外壁塗装完了

窓などのビニールを剥がし、余計な塗料の付着部分を取り除きます。これはものすごく神経を使うのですが、それでも残ってしまう場合があります。

何度も何度も見て回ります。

2階部分 外壁塗装完了

しつこいようですが艶がとても良いです。

クラック補修した個所の仕上がり

殆ど見えなくなってます。

こちらもクラック補修した個所の仕上がり

2階増築部 軒天(ケイカル板)

すが漏れしてケイカル板がぶよぶよになってしまいました。

この場合塗装しても無駄なので張り替えします。

 

すが漏れについて

←これがすが漏れのメカニズムです。

室内にこもった暖気が屋根裏へと上がり、その温度で積もった雪が溶けだします。

溶けた雪は水となり流れますが、外からの冷気により軒先へ流れる前に固まって氷になります。

その氷によって解けた水分が塞き止められ、長く停滞する事により毛細管現象を引き起こします。

それがトタン屋根のわずかな隙間から侵入し軒裏へと落ちていき、その水分で軒天が傷んでしまう訳です。

これは降雪地方でしか見られない特殊な雨漏りなのです。

対策としましては、屋根に断熱効果を付与するか完全な防水膜を張るか、もしくは氷を作らないよう融雪機材を設置するかです。

貼り替え~塗装後

今回は大工さんにケイカル板を貼り替えて貰ってから塗装しました。

防カビ剤入りの非水塗料と言われるものを使用しました。

サイディング外壁 軒天施工前

古い建物の方の軒天はケイカル板にリシンが吹付けられていました。

これもよくある仕様の一種です。

軒天下塗り後

乳白色のシーラーを塗りました。わずかに色が付いた程度です。

軒天塗装後

ケイカル板同様非水塗料で仕上げました。

鼻隠し施工前

トタンが巻いてあるオーソドックスなタイプです。

まずは雨樋を外し樋金の釘を増し打ちします。

鼻隠しは雨樋を外した方が塗りやすいです。

下地処理中

サンドペーパーで目粗します。

下塗り後(グレー)

エポキシ系の錆止めで下塗りしました。この時雨樋も一緒に塗ってしまいます。

上塗り塗装完了(新ブラウン色)

艶が出て綺麗になりました。破風や鼻隠しがトタンの場合塗り替える事で10年以上は持ちます。

(木部の場合そうはいかないんですよね・・・)

雨樋下地処理中

外した雨樋を目粗します。傷を付ける事で密着力を高めます。

雨樋下塗り後

同じくエポキシ錆止めで下塗りしました。

雨樋上塗り完了~復旧

鼻隠し、破風、雨樋はすべて同じ色で仕上げました。

当店は雨樋を塗装する際必ず結束線も交換してます。

塗り替える時は大抵結束線は錆びてボロボロになってる事が多いです。

塀下塗り後

塀も外壁同様の仕様で塗装します。

上塗り完了

汚れやすい部分ですので、今回の塗料の性能が特に発揮されるかもしれません。

ブロック塀と吹付け模様の塀の取り合いに隙間が生じてたのでシーリングしてから塗装しました。

塀の塗装完了

施工途中の全景

外部に鉄骨造の物干しがありましたのでついでに塗装しておきました。

鉄骨塗装後

ここにはポリカーボネートの屋根があったのですが、塗り易いように施主さんが外してくれてました。

お気遣い感謝します。

全体の塗装が完了しました。

軒天の塗装アップ

破風と軒天が引き締まって見えます。

玄関の塗装後全景

塗装完了

外せるものは外して塗装しました。

(電気配線カバーや格子)

外壁塗装後のアップ

艶がとても綺麗です。

リシン模様から一変して凸凹のあるさざ波模様へと生まれ変わりました。

施工後のアップ
施工前~施工後のアップ(マウスを置くと施工前の画像に切り替わります)
外壁塗装ビフォーアフター

如何でしょうか? カラーシュミレーションのイメージに近い感覚で仕上がったと思います。

今回使用した塗料は施主様から指定を受けた塗料です。

当店でも特にお勧めする最高級シリコン塗料であり、低汚染実験でも毎回トップに君臨する塗料です。

今回は屋根以外をすべて塗り替えしました。とても暑い時期でしたが、施主様のお気遣いにより喉を潤す事が出来大変助かりました。

旦那様も奥様もとても喜んで頂き当店としても良い気持ちで引き渡しが出来ました。

特に旦那様は行動力のある方で、ご自分で換気扇フードを交換したり屋根を外したりと、手際の良さには脱帽しました。

お手数掛けましたが最後まで見守って頂きありがとうございました。

今後定期的にアフターフォローに努め、また外壁の汚染具合のデータも取っていきたいと思います。

今後ともよろしくお願いします!

仕様書

外壁面・・・下塗り:アレスホルダーZ  中塗り(22-90B)・上塗り:2液型シリコン塗料(あえて名前を伏せます)(22-80B)

クラック補修・・・Uカットシーリング~カチオンセメント塗り付け

シーリング・・・変性シリコン:MS2550NB

軒天(ケイカル板)・・・下塗り:ワイドシーラー  上塗り:ヒスイ(22-90B)

破風板(トタン巻き)・・・下塗り:エポマイルド  上塗り:スーパーシリコンルーフ(新ブラウン)

雨樋(塩ビ)・・・下塗り:エポマイルド  上塗り:スーパーシリコンルーフ(新ブラウン)

物干し鉄骨部・・・下塗り:エポマイルド  上塗り:ニューシリコン(22-40B