大鳥居改修工事 山形県公共工事|猿羽山大鳥居改修工事

今回は歴史のある【猿羽根山大鳥居改修工事】の工事内容をアップします。

今回で2度目となる改修工事だそうですが、取り壊して新築するか改修するかで迷っていたそうです。

構造はS造、つまり鉄骨構造だそうなので改修する事でまだまだ持つと思われます。

山の麓という事もあり、天気にかなり左右されてしまった現場でした。

最終的には見違えるほど綺麗になったので施工仕様も含め満足しています。

割とよく通る道沿いなので、今でもつい止まって確認してしまいます^^

既存の鳥居です。

黒くなった水垢が蓄積して真っ黒になってます。

各部位には欠損、クラック(ヒビ)があちこちに見受けられました。

頭上に欠片が落ちてきたら・・・と思うと怖いですね。

ここはカチオンタイトと言うセメントを使って下地処理(段差修正)を行います。

足場着工

頭上から落下物が無いようにコンパネ下地を組んで養生してます。

初めに足場に上がり目視点検を行いました。

近くで見ると痛み具合がさらによくわかります。

梁の下部

表面のモルタルが欠落して無くなってます。

ここはカチオンタイトで段差を復元します。

カチオンタイトを塗る前に専用の接着剤を塗布します。

梁の下部

段差修正後。

厚みを付けるため、2回に分けてコテ塗りしました。

クラックのUカット

クラック(ヒビ)に沿ってサンダーで溝を掘り、シーリングの付着面積を広げます。

厚く充填する事で動きに対しての追従性も生まれます。

サンダーで溝を掘り、シーリングを充填する前にプライマーを下塗りします。

シーリング充填後

さらにシーリング充填後にカチオンタイトで段差修正しました。

これは仕上げ材塗装後に補修跡を出さない為の工程です。

←浮き部を注入する為ドリルでピンニングします。

次に全体を打診調査して、浮き部を確認します。

浮き部を放置すると↑の梁下部の様に、モルタルと躯体とが剥離する可能性があります。

そうならない為にエポキシ樹脂を注入する事となりました。

エポキシ樹脂注入後
段差修正、クラック補修、樹脂注入の下地処理が終わり、高圧洗浄へと移ります。

高圧洗浄中

近辺に水が無かったので元請けさんに貯水タンクを持って来て頂き、そこから吸水しました。

 

洗浄後1日乾燥させ、シーラーを下塗りしました。

シーラーは吸い込み止めと接着剤の役割をしています。

残念ながら写真が無くなってます。

 

シーラー塗布後、下地吹き付けを行います。

吹き付け材はカチオンタイトです。

コテ・吹き付け兼用タイプを使いました。

カチオンタイト吹き付け後
カチオンタイト吹付け中

仕上げ材のエレガンストーンです。

エレガンストーンは石材調模様の資材です。

とても上品な仕上がりになります。

エレガンストーン吹付け中

使っているガンはリシン用のガンです。

エレガンストーン吹付け中
エレガンストーン吹付け後
エレガンストーン吹付け後

ここまでの段階で仕上がりなのですが、今後さらに劣化速度を抑える為に、撥水効果とコンクリートを強化する保護材を塗布しました。

(ここも残念ながら写真が無くなってました(泣)

色は無色透明なので表面上ではわかりません。

見た目の綺麗さも大事ですが、今回のようにエフロが酷いと外部からの浸水も気になります。

アルカリ性付加と撥水効果を持つレッカノンMを塗布し、さらに耐久性向上を図りました。

施工前
施工後
施工前
施工後

おまけ

この物件を工事中、地元の中学校でキャリアウィークという職業体験週間があり、当店に来た中学生2名に作業体験をして貰いました^^

慣れぬ手つきでも一生懸命がんばっていました。

 

仕上がり全景

施工前と比べると劇的に変わりました。これからもこの鳥居の下をたくさんの人が通る事だろうと思います。

伝統ある建造物の一つだと思うので、これかもしっかり長持ちして欲しいですね。

そしてそんな伝統あるものを当店で改修できた事を誇りに思います。

仕様書

下地処理・・・シーリング材【ハマタイトスーパーワンLM】

         注入材【ボンドE209S】

         補修モルタル【カチオンタイト】

         下吹き材【カチオンタイト】

仕上げ吹付け材・・・クリーンエレガンストーン

仕上げ保護材・・・レッカノンM

発注元・・・山形県舟形町役場様

施工元請・・・株式会社柿崎建設工業様

施工日・・・平成21年6月2日~8月20日竣工